キャブレターオーバーホール1(分解編)【VTR250レストアpart7】

ヤフオクで買ったボロいVTR250(初期型、W)の整備記事7回目。

取り外したキャブレターの分解清掃(オーバーホール)を行います。今回は部品を洗浄するためにキャブを細かく分解していきます。

関連記事:キャブレターの取り外し【VTR250レストアpart5】

ガソリンを抜く

次の写真は外したキャブと上の皿(エアクリーナーベース)のセット。まずキャブのフロート室からガソリンを抜く。(火気厳禁。換気の良い場所で作業する。)

マイナスネジを緩めたら下からガソリンが出てくる。

耐油ホースをつなぐなり下に容器を置くなりしてガソリンを回収。(キャブは2気筒分あるのでそれぞれから抜く。)

ガソリンが抜けたのでキャブを分解する。しかし汚いなぁ。外がこの感じだと中も相当汚れている予感。エンジンが掛からなくなったのも多分キャブのせい。

皿(エアクリーナーベース)を外す

皿の上についている金色のパーツを外す。パーツリストによるとタングドワッシャーと言うらしい。一般的なワッシャーとは随分形が違いますね。

ネジが回せるよう、折り曲げられている爪を起こす。

ここのネジは非常に固く、手でやるとナメそうだったのでインパクトドライバーで緩めた。ネジと本体の隙間に潤滑油をスプレーしておくといいです。

しっかり皿を押さえておかないとネジが緩まず本体がぐるぐる回ってしまうので注意。ネジは計4本。

インパクトなら一瞬だった。手で回せない時は無理せず電動工具を使ったらいいと思います。ホームセンター等でレンタルも可能。

外した部品はケースへ。

100円ショップで収納パックとケースを用意しておいた。

組み立てる時どこの部品か分かるよう、部品ごとに分けメモと一緒に保管する。

ネジが取れたので皿を外せる。

前後キャブを分離

前後キャブをつないでいるネジを緩める。(写真では順番を間違えて皿がついたままになっています。)

次にリンクレバーを外す。

レバーは割りピンで留まっているので、曲がっているピンを真っ直ぐに伸ばして引き抜く。

割りピンが抜く時折れたので組み直すときは新品に交換。まあ、割りピンは基本的に使い回さない気がします。使い捨て。

ワッシャーは3枚重ね。無くさないよう保管。

リンクレバーが外れたらキャブを前後に分割できます。

バキュームピストンを外す

バキュームピストンが入っている部屋のフタを外す。ネジ4本。

フタを開けるとバネが飛び出してくる。

↓バキュームピストン内部の樹脂部品にはプラスの溝がついている。ドライバーで押しつつ回すと外せる。

これでジェットニードルが外せる。ジェットニードルは前後で違いがあるのでどちらから外したか分かるようにしておく。

↑ニードル汚いですねぇ…。緑の汚れがこびりついている。これじゃエンジンも不調になるわけだ。洗浄せねば。

↓付属品を全部取ったバキュームピストン単体

↓本体側はこんな感じ。

フロート室を開ける

ネジ3本を緩める。

前後とも同じ並び。

↓フロート室も変質したガソリンでギトギトだった。

↓ガスケットは弾力を失いカピカピに。

ジェット類を取り外す

固着しているせいか手で緩められない。ここでもインパクトの力を借りた。アタッチメントを付ければ六角ソケットも使えるので便利。

他にも筒状の部品が付いているけど、外せそうに無いので付けたまま洗浄することにした。

フロートを取り外す

フロートを留めているピンを抜く。

片方は手で簡単に抜けたけど、もう一方は固くて動かない。仕方ないのでプライヤーで無理矢理抜いた。(あんまり良くないかも)

↓フロート、バルブ、ピンが取り出せた。

バルブが入っていた台座(バルブシート)も外す。

インパクトに10mmのソケット。ここも手で緩めるには固すぎた。

ちなみに片方はフロートバルブがバルブシートに固着していた。片方の気筒が失火したのはそのせいかも。

スクリューを外す

エアスクリューは側面にある目立たないやつ。マイナスドライバーで緩めて外す。

なお、このモデル(W=初期型)はマイナスで外せるが、後の年式では特殊工具(D型ドライバー)を使わないと外せなくなっているらしい。

↓リング状のガスケットを取り忘れないように注意。

アイドリング調整のスクリューも外しておく。

さらにフロート室のフタについているドレンスクリューを外す。

エアカットバルブを外す

ネジ2本。

チューブを抜く

キャブにつながっているチューブを片っ端から抜いていく。クリップをずらして引っ張るだけ。

キャブの分解はこれで一通り完了。次回は洗浄をします。

次:キャブレターオーバーホール2(洗浄編)【VTR250レストアpart8】

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