ホイールを外して店に持ち込みタイヤ交換【VTR250レストアpart14】

VTR250レストア
この記事には広告が含まれています
スポンサーリンク

ヤフオクで入手したボロいVTR250(W、初期型)の整備記録その14。

今回はホイールを外してバイク用品店に持ち込み、タイヤを交換するまでの記録です。

古いタイヤ

ヤフオクで買った時から付いているタイヤは見るからにボロボロ。溝はあるもののゴムにひび割れが出ています。

製造年週を見てみると……

フロントタイヤ

「3104」つまり2004年の31週目に製造。

リアタイヤ

「3204」2004年の32週目。

前後ともに16年前のタイヤでした…。古い!長期放置車両だったんでしょうかね、このVTRは。

ここまで古いタイヤでは安心して乗れないので交換します。

通販のタイヤは安いが…

ネット上では安価なバイク用タイヤが売られていますが、自分で取り付けるにはそれなりの道具が必要。

筆者はビード上げ用のエアーコンプレッサーやホイールバランサーを持っていません。

タイヤ交換の頻度が高いのなら、必要な道具を購入し、ネットの安いタイヤを自分で組むのが一番安上がりです。

ただ筆者の乗り方だと年に何度も交換することはないので、バイク用品店でタイヤを買って交換してもらうことにしました。

なお、ネットで買ったタイヤを持ち込んで交換してもらえる店もありますが、工賃が割増になるのでお得感が薄れます。

総額で見ると店頭で買うのあまり変わらなくなったり、下手すると高くなることも。自分の店でタイヤを買ってほしいからそういう価格設定にしているのでしょう。

ホイールを外して持ち込む

バイクで店に乗り付けて交換してもらうより、車体からホイールを外して持ち込んだほうが工賃が安くなる店が多いです。交換する側の手間が大きく違うからだと思います。

今回は工賃のこともありますが、劣化したタイヤで店まで走るのが怖いのでホイールを外し車に積んで持ち込みます。

リアを上げる

フロントホイールはフォークOHの時に外したけど、リアは外したことがありません。手持ちの道具でリアを上げて外せるのか試します。

スイングアームのリアサスが付いている部分が丈夫そうなので、その下にジャッキを当てて上げることに。

その前に当て木を切り出します。2×4(ツーバイフォー)材。塗装の台にしていたからすごい色になってる。意外に綺麗な気も。

スイングアーム下の幅に合わせてカット。

車のパンタジャッキを使ったけど、位置が高いのでかなり上げないといけなかった。届くかな?と心配になったけど大丈夫でした。

タイヤが地面から少し浮くくらいまで上げられました。ホイールを外すにはこれで十分。上げすぎると不安定になりますし。

サイドスタンドの下に木切れを敷いておくと車体の傾きが抑えられるので整備しやすいと思います。ただ、あまりに厚い木を入れると車体がスタンドの逆側に倒れるリスクがあるので注意。

リアホイール外し

上げられる事がわかったので一度ジャッキを下げ、タイヤが接地している状態でアクスルシャフトのナットを緩めます。

24mmと反対側に当てる17mmのレンチ。

ナット側だけ回すと空回りするので反対にもレンチを当てておく。

緩んだナットはまだ外さない。

ナットの頭を奥へ押し出す感じでトントンと叩くとシャフトが反対側にずれます。

そうすると隙間ができるのでシャフトを簡単に引っ張り抜くことが可能に。

シャフトが抜ける状態になったらジャッキを上げタイヤを浮かせます。接地したままシャフトを抜くとバイクが倒れるので注意。

ジャッキでしっかり支えているのを確認してから抜きます。

外したシャフトにはグリスがたっぷり。砂などがつかないように保管。

次にタイヤをフロント側へ押します。リアサスのほうへ。

するとチェーンが緩むので…

チェーンをスプロケットから外し、スイングアームの上あたりにずらしておく。

これでホイールが自由になるので、他の部品を避けつつ隙間から外すことができる。

ネットに載っていたホイールを簡単に外す方法を試してみました。できるだけ部品を外さずホイールだけを取るテクニックです。

ただ、やってみて分かったのですがブレーキキャリパーは外しておいたほうがよさそうです。ホイールを外す時はいいけど付け直す時やりにくいと思う。

あと、できればチェーンカバーも外しておいたほうが楽。

リアブレーキがボロくて心配です。パッドは残っているけれども。これもOHすべきか。

ホイール両側にそれぞれカラーが付いてます。スプロケ側は太くて短い。

ブレーキディスク側は細長いカラー。

フロントホイールも外すが……

正直メンテナンススタンドがないと危険です。

片輪ずつならジャッキを使っても問題なく外せますが、両輪同時の場合メンテナンススタンドがないと不安定でキツい。下手すると倒れて車体を傷めることに。

今回は無理してやってみましたが、危険なのでおすすめしません。やる時は自己責任でお願いします。

 

念の為スイングアームの下に台を置いて支えにしています。エンジンの下に当て木をしてジャッキで上げました(強度的に大丈夫なのか不明)。

見るからに不安定。

前のアクスルシャフトは17mmと19mmのメガネレンチで。

ホイールを取ったら今にも倒れそうだったのでフロントフォークの下に木やゴムを敷いて支えました。

やはりこれはメンテナンススタンドを使うべきですね。

ジャッキだけでやる場合は、両輪を同時に外そうとせず、片輪だけ外して店に持ち込みタイヤ交換。車体に付け直してから別の車輪を外すという風にやったほうが安全だと思います。

用品店でタイヤ交換

バイク用品店の「2りんかん」にホイールを持ち込みました。

バランス調整に必要なので、スプロケやブレーキディスクは付けたまま。

工賃

同店でタイヤを買った場合の交換工賃は一輪で1100円(税込)。前後合わせて2,200円。バランス調整込の価格です。

加えてタイヤ処分料594円とエアバルブ代550円。

計3,344円(税込)でした。(※2020年10月時点)

参照:バイクタイヤ、ホイール|交換作業工賃|2りんかんピットサービス

 

やっぱりホイール持ち込みだと安いですね。

ちなみに2りんかんではイエローハットの株主優待券(お買物割引券)が使えます。切手・法定費用以外はOKなので工賃にも利用可能。

タイヤ銘柄・サイズ

購入したタイヤはピレリのディアブロ・ロッソスポーツ(PIRELLI DIABLO ROSSO SPORT)。

特にこだわりがあるわけではなく、店頭にあるサイズが合うタイヤの中で一番手頃な価格だったのでこれにしました。前後セットで20,680円(税込)。

タイヤには全然詳しくないですが、スポーツと付くのでそれなりにグリップするのだろうと思います。ネットで調べてみても評判は悪くない。ただ安いだけのタイヤとは違いそうです。

サイズは純正から変えていません。

フロント:110/70-17

 

リア:140/70-17

ホイールのタッチアップ

ホイールのガリ傷をタッチアップペンで塗って目立たなくします。

ホームセンターで近い色を探してトヨタ用1E2、ダークグレーマイカMを購入。

削れている部分を脱脂して、

塗りました。

遠目には目立たなくなりました。思っていたより近い色でいい感じ。

もっと綺麗に直すならパテで埋めてから塗るのですが、目立たないのでこれで妥協します。


ホルツ 補修用パテ アルミホール用アルミパテ Holts MH145
(Amazon)

タイトルとURLをコピーしました