新岡山港発のフェリーで小豆島に上陸。原付二種バイクYB125SPに乗って島内の名所を観光しました。海の写真など風景写真がメインの記事です。
前回の記事はこちら:新岡山港から小豆島土庄港へ(本州発のフェリー航路まとめ付き)
小豆島西側(前島)を一周
フェリーが着いた土庄港があるのは厳密には前島という島。ギネスブック認定された世界一狭い海峡の「土渕海峡」によって小豆島本島とは隔てられています。
しかし実際には川みたいなもの。短い橋でつながっているので小豆島の一部として扱われているようです。
まずは、前島を県道254号でぐるっと反時計回りに一周してみることにしました。
いい感じの坂を下った先には青い海が広がっています。
天気が良く水の色がとても綺麗。そして穏やかな感じ。
他の島が結構近くに見えます。手前が小豊島(おでしま)、奥が豊島(てしま)だと思います。泳いで行けそうな近さに見えますけど地図上で測ると2kmくらいあります。ちょっと厳しいかな。
この道、車通りがとても少ないです。景色を見ながらゆっくり走れます。
海岸線に沿って道はカーブし、坂を登ります。来た方を振り返ると左手に学校のような建物が見えます。調べてみると旧戸形小学校で今は戸形公民館になっているようです。
車通りが少なく人の気配が全然しませんが、人口が減って子供もほとんどいなくなってしまったんでしょうか。奥には島影がいくつも見えます。
坂を登った所にある碑。かつて小学校前の浜にアカウミガメが産卵に来たみたいです。瀬戸内海にもいるんですねウミガメさん。もっと南の方の生き物だと思ってました。
高見山森林・運動公園
前島をほぼ一周して土庄の町のほうへやって来ました。港のコンビニで買ったお弁当を食べるため山の上の公園へ。結構坂がきついです。
テニス場やグラウンド、アスレチックなど施設が充実していますが人っ子一人いません。怖くなるくらいです。しっかり維持管理はされているようで、廃墟という感じではありません。綺麗です。
それだけに、世界から自分以外の人が消えたような異様な雰囲気を味わいました。立派な施設があるのに人がいません。やはり過疎化が進んでいるせいなのでしょうか。
オリーブと思われる木が植わってました。オリーブは小豆島の特産品ですね。
地中海地方原産の植物が育つということは、瀬戸内海の島は日本の中ではかなり特殊な気候をしているのでしょう。高温多湿のジメジメとは無縁で過ごしやすそうです。
南国風の木もありました。ヤシでしょうか、ソテツでしょうか? いずれにしても背が高いです。
小豆島本島から土庄港を眺める
前島をくるっと一周したので、次は小豆島本島へ行きます。橋で土渕海峡を渡りますが幅も見た目も川と変わりません。予備知識が無ければ海峡だとは分からないでしょう。筆者も帰って調べるまでは知りませんでした。
土庄港周辺には港町特有の雰囲気があります。この後は小豆島北側の海岸線を走り、寒霞渓を目指します。
オリーブラインの船が停泊中(地図の星マーク付近から撮影)。
船が出ていきます。奥に見える島影は本州の岡山でしょうか。
海岸線を走る
海沿いにどんどん行きます。小豆島はどこへ行っても風景が良い。さらに市街地から離れると信号がほとんど無いので走るのが楽ちんです。
おだやか~。
道の駅「大坂城残石記念公園」
寒霞渓へ行く前に、道の駅「大坂城残石記念公園」に寄りました。
駐車場は広すぎず狭すぎずといった感じ。
やけに大きな石碑があります。
小豆島では、大坂城築城のため沢山の石が切り出され運び出されました。その際、切り出されたものの何らかの理由で使われず残されたのがこれら残石です。
大阪にも使われなかった石が残されているスポットがあるのですが、そちらでは「残念石」と呼ばれてました。一方こちらでは「念」が入らないただの「残石」呼びです。大差はないのですが、残念石と呼ぶほうが響きにユーモアが感じられて好きです。
ここにもオリーブの木がありました。残石のすぐ脇に生えてます。
オリーブの葉はなかなか異国情緒のある形をしています。地中海の風景が目に浮かぶ感じ?
小豆島ツーリング part2に続きます。