3ATの軽バンで高速を走ったら騒音が酷かった話【エブリイDF51V】

クルマ
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20年前(H10年式)のエブリイ(DF51V)で高速を走りました。約500キロの行程のうち半分高速、半分下道で移動。流石に全部高速だと車にも運転してる自分にもダメージが入りそうだったので。

実際走ってみて3ATは高速走行に向かないことを痛感。騒音で耳がしばらくおかしくなりました。

高速向きではない車

中古で買った数世代前モデルのエブリイ(DF51V)ですが、車重は850kgと決して軽くありません(安全装備が付いていないからか現行よりは軽いですが)。

ハイルーフのバンなので空気抵抗も大きい。そこにNAの3ATですから高速を走るのには全く向かない車です。

ギアが3速までしかないので高速道路はかなりの高回転で走ることになります。平地なら100キロ出せないことはありませんが、常にアクセルをベタ踏みしていなければならず、エンジンの轟音が車内に鳴り響きます。

タコメーターがないので分からないのですがレッドゾーン手前まで回っていそう(MT仕様は7000からレッドゾーン)。100キロ走行時は7000rpm付近まで回っていてもおかしくありません。エブリイ(DF51V)の最高出力は50ps(37kW)で、発生回転数は6800rpmだからです。

ちなみに5MT仕様の最高出力は42ps(31kW)/5500rpm。ATより低いのが不思議。

低い遮音性

このエブリイ(DF51V)のエンジンは荷室の下、後輪付近にあるのですが金属の板一枚で蓋をしてあるだけ。ほぼダイレクトにエンジン音が入ってきます。

また、コスト削減のためなのか知りませんが、この車には遮音材が全くと言っていいほど使われていません。壁も床も鉄板だけ、樹脂製の内張りすら無いです。

そのためエンジン音だけではなくゴーという低音のロードノイズもかなり入ってきます。

80km/hで走っていてもとんでもない騒音がします。オーディオを最大音量にしても全く音楽が聞こえないレベル。それ以前に下道60km/h走行で既にうるさいです。

耳がやられた

3ATのエブリイで長距離を走ってから2日間くらい、耳鳴りがして音が聞こえにくい状態が続きました。

車の騒音に限りませんが大きな音に曝され耳に違和感が残った場合は、病院で診察を受け薬で治療するのが望ましいようです。

音響外傷や騒音性難聴という疾患のおそれがあり、無治療で放置すると聴力がそのまま戻らなくなるリスクがあるみたい。

こわいこわい…。車の運転で耳が変になるとは思っていませんでした。余談ですがヘッドホンで大音量の音楽を聞くのも危険です。難聴の原因になります。

最近の軽は凄い

話は変わりますが、ホンダの軽(N-WGN)に久しぶりに乗ったらあまりにも快適で驚きました。特に感動したのがその静かさ。

軽のエンジンなのに全然回転数を上げずに走れます。急加速でもしない限りほとんどエンジン音が聞こえません。

回さなくてもトルクの出るロングストロークエンジンとCVTの組み合わせは凄いなと。あと燃費がすごくいい。街乗りでもリッター20km近く走ります。

なおホンダに限らずどのメーカの軽も高性能化しているようです。ターボモデルはコンパクトカーに引けを取らないとか。

さらに、現在では軽自動車のかなりの車種が2000~3000rpmで100km/h走行できるようになっている模様。これは凄いことだとおもいます。3ATのエブリイが7000rpm近くまで回っていることを考えると雲泥の差。

昔の軽と比べることで最近の軽の質が相当上がっていることを体感できました。ドアもペラペラじゃないし、内装の質感も普通車に見劣りしません。

3ATは絶滅寸前

快適なCVTを知ってしまうともう3ATには乗れなくなります。3ATはうるさいし燃費も激悪だから絶滅してくれたほうが人にも地球環境にもよろしい。

2018年7月現在新車で買える3AT車はほぼ残っていません。ホンダのバモスとアクティバンに3ATが残っていましたが、N-VANの登場で淘汰されます。3ATが残るのは軽トラのアクティトラックやキャリイくらい。

昔の人がATを嫌っていた理由がよく分かりました。当時は段数の少ないATしか無かったから、走行性能、快適性、燃費でMTに遠く及ばなかったんですね。特に高速走行では能力不足。

20年落ち走行距離16万kmの中古エブリイがいつ壊れるか分かりませんが、次は絶対3ATなんて買いません。高速に乗らなかったとしても燃費が悪いしうるさい。

古い中古車を買うなら5MTがマシなんでしょうね。でも余裕があれば新車のN-VANターボが欲しいと思う今日このごろでした。

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