ホンダの鉱物油ウルトラG1を入れてみた(YB125SPオイル交換)

バイクメンテ
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冬になったので、夏用の高粘度エンジンオイル(10w-50)を抜き、新しくホンダウルトラG1(10w-30)を入れました。交換後に走ってみると回転が軽い感じです。

暖まるまで調子が悪い

冬になり気温が低くなりました。キャブ車のYB125SPはしっかり暖機してやらないと調子良く走ってくれません。主に外気温が5度以下の時です。

エンジンが十分暖まっていない時にスロットルを少し大きめに開けると、回転数がガクッと落ちエンストしそうになります。ひねっても回転数がついて来ません。

高粘度オイルのせい?

粘度の高いエンジンオイルが入っているのも調子の悪い原因の一つかもしれません。夏のロングツーリング用に入れた10w-50が冬になっても入ったままなんです。なお、オーナーズマニュアル記載のメーカー指定粘度は10w-30。

●関連記事:固いエンジンオイル(10w-50)をYB125SPに入れてみた

10w-50のオイルを入れると始動後しばらくは夏でもエンジンの回転が重い感じ。温度が十分に上がるまでは吹け上がりが鈍いです。

冷え込んだ早朝に走る場合は、かなり長く暖機しなければならず億劫です。交換距離の2000kmには達していませんが、粘度の低いオイルに交換することにしました。

ホンダの鉱物油を入手

ホンダウルトラG1(10w-30)の1L缶をホームセンターで購入。税込み800円以下で安売りされていたのでこのオイルにしました。

コスパだけ考えると通販でAZの全合成油を買うのが一番なのですが、違うのも試してみたかったので。ちなみにAZの場合、10w-30の全合成油 4L入りが2000円以下で手に入ります。

ウルトラG1は鉱物油ですが、ホンダ純正なので品質が悪いということはないと思います。今は冬なので高温による劣化もあまり気にしなくて良さそうですし。

社外ドレンワッシャー

これまではヤマハ純正のドレンワッシャー(ドレンパッキン)を使っていましたが、今回は社外品を使用。AZの5枚入り(M12×外径20×厚さ2.0mm)です。

今まで純正をウェビックで注文していたのですが、送料無料が廃止になったのでやめました。単価が安くサイズも小さいパッキンにも一律の送料が掛かるのは痛いです。

探せばもっと安い社外品があると思います。アルミの輪っかなので製造コストは高くないはず。

厚い社外ワッシャー

左が純正の使用済み。右が社外品(AZ)の新品。

社外品がだいぶん厚いように見えます。純正が潰れて薄くなっていることを考慮してもです。

でもまあ漏れてこなければいいので問題はなさそう。

オイル交換

17mmのメガネレンチでドレンボルトを緩めます。最後は手で緩めて外します。手にオイルが付かないよう耐油手袋をしました。

少し暖機をしてオイルをトロトロにすると出やすいですが火傷に注意。注ぎ口のキャップを軽く開けておくと気圧の関係か排出の勢いが上がります。

 

抜いたオイルからは結構キツい臭いが。燃焼過程で出た色々な化合物や汚れを取り込んでいるからなのかな。

ドレンワッシャーを交換し、ドレンボルトを20Nmで締め直し、オイルジョッキで新しいオイルを入れます。

このジョッキ、フタはできるのですがただのホコリよけでした。注ぐ時傾けすぎると漏れてきます。

G1交換後のフィーリング

アイドリング回転数がすぐ上がる

粘度の低さが実感としてよく分かりました。1分暖機して1分走っただけでアイドリング回転数が1500rpmまで上がります(外気温15度程度)。

前のオイル(10w-50)では少し走って1200rpmくらい、30分以上走ってやっと1500rpmあたりまで上がる感覚でした。

粘度以外に化学合成油と鉱物油の違いによる影響もあるかもしれません。

始動直後から吹け上がりが良好

アイドリング回転数がすぐ上がることからも分かりますが、比較的低い温度でもオイルの抵抗が少なく、スロットルに対する反応が良いです。

10w-50の重い感じとは大違い。以前と同じように走っているつもりでも、気がついたら回転数が高くなっているという感じです。

ただし単気筒なので多気筒と比べると吹け上がる速さ自体は大したことありません。

トルク感が減ったかも

小排気量車らしい乗り心地になった気がします。トルクの細さを回転数で補うというイメージ。

抜けの良いマフラーに変えると下がスカスカになるという話がありますけど、オイルの粘度を低くしても同じようなことになるのかもしれません。いや、ないか…。

やはり10w-50を入れたほうがトルク感はあったような気がするんですよ。あまり回さなくてもグッと前に押し出してくれるというか…。

もっとどっしりとした乗り心地だった気がするんですよね。気がするだけです。あくまでも体感なので実際のトルクやパワーはほとんど変わっていないのかもしれません。

理屈でいうと高粘度オイルは抵抗が増えるからパワーが落ちるはず。トルクは知りませんが。

上まで軽く回る

下のトルクが減って遅くなったかなと思っていたら、上まで軽々と回るんですよ。発進さえしてしまえばその後の加速は抜群にしやすいです。なかなかパワフルな感じ。

最高出力発生回転数は7800rpmですが、7000rpmあたりまではスルスルと回ります。

3速(フロントスプロケ15T変更済み)で60km/h出してもスムーズに走れるのには驚きました。高回転でもエンジンがギャアアアっと唸ったり嫌な振動が出たりしないんですよね。

もちろん回すと音や振動は大きくなりますが前ほど不快感がないというか、苦しそうな感じではないです。

前はすぐシフトアップしてましたが、低いギアでどんどん回したくなります。まるで別のバイクに乗っているみたい。ただ、回しすぎると燃費が落ちそうです。

メーカー指定粘度

繰り返しになりますがYB125SPのエンジンオイル指定粘度は10w-30です(API規格はSG以上)。

情報のソースとして、オーナーズマニュアルを貼っておきます。エンジンオイルに関する記述は8-1ページにあります。

エンジンオイルの部分を拡大してみましょう。中国語をそのまま書くと文字化けするかもしれないので似た漢字で書くと「友云力机油」。

このなんたら机というのは「エンジン」という意味です。油はオイルなので、なんたら机油でエンジンオイルという意味になります。

訳してみました。

エンジンオイル:
種類:SAE10W30
推奨エンジンオイル等級:API品質SGグレード以上
エンジンオイル量:
エンジンオイル交換量 1.0L
総量:1.2L

※単語の意味は辞書で調べましたが、翻訳の正確性は保証しかねます。

 

やっぱりメーカー指定通りの粘度を入れると調子が良い印象を受けますね。当然ながらエンジンは指定粘度で最も性能を発揮できるように設計されているのでしょう。こんなスムーズに回るエンジンだったとは。

むやみに粘度を変更してはいけないなと感じました。10w-50はカタすぎる。ハードな乗り方をしないのなら通年10w-30で構わないのかもしれません。10w-40を使うとしても気温が30度を超える夏場だけで良い気がします。

それにしても、粘度を変えるだけで随分と乗り心地が変わるものです。

粘度だけじゃない?

ただし新車購入後しばらくは10w-30で乗ってたと思うんです(その後10w-40→10w-50と粘度を上げた)。当時は指定粘度が入っていてもこんなスムーズに回ってたかなぁ?

まあ納車された時点で入っていたオイルの粘度が断定できないのでなんとも言えないのですが。10w-40だった可能性もある。それなら粘度が下がったおかげでスムーズになったということになりますね…。

でもエンジンの回り方には粘度以外の要素も影響すると思います。単に指定粘度通りだから良く回るわけではないのかもしれません。

ホンダ純正エンジンオイル「ウルトラG1」は、一部で安物扱いされているけど実際はそこそこ高性能なのかも。鉱物油でもベースオイルの品質が高く、なめらかに回る添加剤が入っているとか?

もしくはYB125SPのエンジンには鉱物油のほうが相性がいいとか…?空冷単気筒の単純なエンジンだから無くはないかも…。

また、今まで筆者が使っていたエンジンオイル(10w-40や10w-50)は安価なものばかりでした。部分合成、化学合成油とは言っても性能が低かった可能性も考えられます。

反対に、粘度が高くても抵抗にならずスムーズに回るオイルがあるのかもしれません……。

考えれば考えるほど訳がわからなくなってきました。エンジンオイルは謎だらけ。ネットを見ても人によって言ってることがバラバラでどれが正しいのか分かりません。

高いオイルだともっと軽快?

100%化学合成油のレース用高級オイルってありますよね。それを入れるとさらに軽く回るのか気になります。

ホンダ純正オイルだとウルトラG4(0W-30)が一番高価みたい。スーパーローフリクションらしいです。

高級オイルはベースオイルの質が高いだけでなく優れた添加剤が入っているようなので一度は試してみたいです。YB125SPは多気筒の高回転型バイクではないですし、サーキットを走るわけでもないので変化が感じられないかもしれないですが。

W側は指定より低くても問題ないらしいのでウルトラG4は使えそう。ただ駄目だという説もあるし指定外ではあるので入れる時は自己責任になります。

W側を指定より低くしても良い?

10W-●●指定のバイクに0W-●●なんて入れたら油膜切れすると言う人もいますが、Wはあくまで始動時(冷間時)の粘度。暖まった後の粘度は右側の●●、ウルトラG4の場合は30です。

暖機完了後より冷間時のほうがやわらかいオイルというのはありえない。エンジンが熱くなりオイルがやわらかくなっても油膜切れしないのに、それより低い温度の時(かたい時)に油膜が切れるというのは理屈としておかしいと思います。

W側が小さいのは寒くても比較的やわらかいという意味で、暖まったら超やわらかくなるという意味ではない。W側の粘度は始動時に影響が出るだけで、エンジンが暖まれば関係ないという解釈で良いと思っています。

むしろW側粘度が指定より極端に高い場合、低温での流動性が低いため始動直後にオイルが十分行き渡らず油が切れてエンジンが傷みそうです。20W-40がホムセン等で普通に売られていますが使いたいとは思えません。真冬でなければ問題ないのかもしれませんが不安です。

そもそも今どき20W-●●が指定のバイクやクルマなんてあるのでしょうか。旧車向けなのでは?

10W指定のバイクに20Wを入れてもセルモーターやバッテリーに負担をかけるだけで何のメリットがあるのか分かりません。暖機が終わったらWは関係ないのですし。

あとがき

今度YB125SPのオイル交換をする時には、低温側が10W以下で高温粘度が30のオイルの中から選んで入れてみようと思います。

エンジンオイルは奥が深いですね。いろいろな銘柄を試してみる楽しみがあります。

 

おことわり:記事の内容は個人的な見解です。素人が書いていますので誤りや勘違いが含まれているおそれがあります。情報の正確性は保証できません。この記事によっていかなる損害が生じた場合でも筆者は責任を負いかねます。ご了承ください。

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