ガソリン漏れとサビ
以前の記事:冬季保管中のYB125SPから燃料漏れで紹介したように、タンクと燃料コックの間からガソリン漏れが発生しました。応急処置として燃料コックとタンクの間に色々巻いたりしておいたので燃料が滴ることはありませんでしたが、修理は後回しになっていました。
速やかに修理をすべきだったのですが、寒い日が続き外で作業することが困難でした。雪が降る日もありましたし…。
燃料関係でなければ室内でできたのですけどね。密閉された車庫などの中でガソリンを抜いたり入れたりするのは危険です。ストーブなど点けようものなら引火して爆発するおそれがあります。
春が近づき気温が上がってきてやっと修理ができると思ったら別の問題が発生していました。燃料タンク内のサビです。燃料の量が多いと勢い良く漏れるので少なめにしていたのが良くなかったみたい。
本来冬季保管時にはガソリンを満タンにしておくのがお約束。タンク内の空気に触れている部分からサビが発生するのを防ぐためです。また、空間があると寒さで結露が発生し水が溜まり、これも錆びる原因となるようです。
サビの程度は酷くない(点サビが少々)ものの少々ショックです。落とす方法を調べたのですが、ちょっとした出費に加えある程度の手間が要りそう。タンクを取り外す必要があります。
サビ落としの方法
まずはタンクを取り外し燃料を抜きます。その後、中性洗剤などで洗浄しよく乾かします。
サビ取り剤を空にしたタンクに流し込み数時間から一日放置。錆びた部分を除去、本来の金属面を出します。
そのままではまたすぐ錆びるのでコーティング剤(タンクシーラー)を流し込み金属面を覆います。それらの薬品がちょっぴり高価なんですよね。
安く上げるためサンポール(トイレ用洗剤)や漂白剤を使うという裏技的な方法がネットで紹介されていました。確かに安上がりですがタンクを傷めてしまわないか心配です。
他にはタンクに砂を入れ振ってサビを落とすやり方があるみたい。でもこれ、サビていない部分まで傷だらけになりそうです。全体がサビに覆われているような状況じゃない限りやりたくないですね。どっちかと言うと古い車両をレストアする時のやり方かもしれないです。
どの方法でサビを取るか
サビ落としとコーティング剤が一緒になった商品があるらしく、使うならそれが良いのかなと。一回で済むので面倒が無さそうです。ただし、本格的なシーラーと比べるとコーティング効果は弱くなるみたい。
いずれにせよ、ガソリンを抜いてタンクを取り外す必要があります。パーツリストで外し方を調べないといけません。
サービスマニュアルがあれば良いのですが手に入りません。そもそも、YB125SPのサービスマニュアルが一般に出回っているのかどうかさえ不明。ネット上を探してみましたがそれらしいものはないです。YBR125用の英語版サービスマニュアルは手に入りますがYBと共通してない部分もあるので不十分です。)
おわりに
YB125SPには燃料フィルターがついているので、サビがキャブの方へ流れて行くのをガードしてくれます。そのおかげで、タンク内がサビてもそう簡単には影響が出ないのが救いです。とは言えサビているのを放置するのは気分が良くないですが…。
寒いとサビ落とし剤の効き目が弱まるらしいので気温がもう少し上がったらやろうと思ってます。液体たっぷりで重いタンクを室内に持って行って保温するのも面倒ですし。
同時に漏れ修理として、燃料コック接合部のパッキン交換や液体ガスケットによる隙間埋めもやりたいです。
実際に修理したときの記録はこちら: