N-WGN(JH1)を車検に出す前に、自分でできる簡単な整備を行った話、その1です。
今回はエアクリーナーエレメントと、エアクリーンフィルター(エアコンフィルター)の交換作業について紹介します。
エアクリーナーエレメント交換
ホンダのエアクリーナーエレメントは50,000kmごとの交換が推奨されています。その距離にはまだ達していませんが、車検に合わせて少し早めに交換します。
エアクリーナーエレメントは安価な部品なので、無理してギリギリまで使うメリットはあまりありません。早めに変えたほうがエンジンにも優しいですし、燃費が若干向上する可能性もあります。
古いエレメントを外す
エアクリーナーボックスのフタは4箇所を金具でロックされています。金具を押しながら倒してロックを解除します。
フタをずらすとエアクリーナーエレメントを取り出せます。上の面(排気側)は綺麗でした。
一見まだ使えそうですが、裏返してみると、下の面(吸気側)には黒い汚れが付着しています。
エアクリーナーは、吸気側から入ってきた汚れをフィルターで除去して、排気側からきれいな空気を出す仕組み。
よって、基本的に汚れるのは吸気側です。排気側まで汚れている場合は、フィルターがかなり劣化しているか、エンジン側の不具合が考えられます。
また、フィルターの表面だけでなく内部の繊維にも汚れが溜まっていくので、外見がきれいでも規定の距離を走ったら交換するのがいいです。汚れが蓄積すると抵抗が増え、取り込める空気の量が減ってしまいます。
互換品と純正品
今回は、モノタロウの安い互換エアーフィルター(24926294)を使用しました。値段は約1,000円。
純正は約2,000円なので半額程度で入手可能です(※2025年3月時点の価格)
ちなみに、ホンダ純正品番は「17220-5Z1-003」です。
なお、これはNA車(ターボ非装備車)の品番なので注意。ターボ車の場合、別物(17220-R9H-003)になります。形状も違うので間違って買ったら付きません。
また、初代N-WGN(JH1/2)と、2代目N-WGN(JH3/4)は異なるエアクリーナーエレメントを使用しているので気を付けましょう。名前は同じでもフルモデルチェンジでほぼ別物になっています。
ところで、この部品には呼び方がいくつもあって少々ややこしいです。
例えば、モノタロウの互換品は「エアーフィルター」ですが、純正品は「エアーエレメント」という名前で販売されています。
また、エンジンに吸い込まれる空気を浄化するシステム全体ではなく、この部品のみを指して「エアクリーナー」と呼ぶ場合もあり複雑です。さらに、伸ばし棒(ー)の有無など、表記揺れも見られます。
純正品とモノタロウの互換品を並べてみました。
モノタロウのフィルターは、白い純正品とは異なり黄色っぽいです。ちなみに、現在売られている純正品は黄色っぽいフィルターでした。仕様が変わったのかな?
互換品なので形状は同じで隙間なく取り付けできます。ただ、純正同等のフィルター性能があるかは不明です。価格が半分だからといって、寿命も半分というわけではないと思いますが……。
今回はモノタロウのを使いましたが、ほぼ純正品と言われているHAMPブランドのエレメントもネット通販で安く買えます。
2025年3月8日現在のAmazon価格は1,369円(税込)でした。
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ホンダ/ハンプ エアクリーナーエレメント N BOX JF1/2(NA) 品番:H1722-5Z1-003 H1722-5Z1-003
新しいエレメントの取り付け
エアクリーナーボックスの内外は、砂ぼこりのようなもので少し汚れていました。固く絞った布で拭き、乾かしてからエレメントを取り付けます。
フタをして金具をロックをすれば交換完了です。
エアコンフィルター交換
定期的に交換する必要がある空気のフィルターは、もう一種類あります。それはエアコンフィルターです。ちなみに、ホンダはこの部品を「エアクリーンフィルター」と呼んでいます。
車外から取り込む空気や、車内の空気から、ホコリや花粉などを取り除くためのフィルターです。このフィルターがあることで、車内の空気を清潔に保ち、エアコンの性能を維持することができます。
交換頻度は比較的高く、ホンダ車の場合「1年または15,000kmごと」の交換が推奨されています(※ロングライフタイプは2年または24,000kmごと)
フィルターの外し方
N-WGN(JH1)のエアコンフィルターは、グローブボックスの裏側に設置されています。
グローブボックスに入っている書類などを取り出したあと、本体両側のストッパーを内側に押し込んで、グローブボックスを手前に倒します。
しっかり床まで倒れます。
ストッパーは下の写真のような感じ。
筒状の突起の周囲をゴムのリングが覆っています。
エアコンフィルターは、グローブボックス奥の白いケースに収納されています。ツメ2箇所を内側に押しながらカバーを外します。
中に入っているフィルターを引き出します。
使用済みフィルターの汚れ
使用済みエアコンフィルターには、枯れ葉、植物の綿毛、鳥の羽根などが付着しています。
写真に写っているゴミに加え、乾いた植物の茎みたいな大きめのゴミも上に乗っかっていました。
エアコンフィルターは、エアクリーナーエレメント(エンジンの吸気フィルター)に比べ、はるかに汚れやすいですし、汚れの質も全く違います。交換の頻度が高いのも納得です。
表面のゴミを取れば使えそうにも見えますが、繊維の内部に付着した細かいチリや汚れは残り、目詰まりが進んでいくので、定期的に丸ごと新品に変える必要があります。
フィルター仕様の違い
N-WGN(JH1/2)の純正エアコンフィルター(エアクリーンフィルター)の品番は「80291-TY0-941」です。
今回はカー用品店で売られていた互換品を使いました。色は真っ白で作りも簡素です。持った感じもこころなしか軽い。
活性炭による脱臭や抗ウイルスなど、追加機能が付いたフィルターがありますが、これにはそういう機能はなさそう。本当に単なるフィルターって感じですね。
ちなみに前回使ったのはデンソー(DENSO)の「DCC3003 (014535-1020)」でした。デンソーのは、枠の両側がスポンジなので、隙間がしっかり埋まりますし、ズレにくくもなっていました。
また、色が表と裏で違っているなど、凝った作りになっています。
対して今回使ったフィルターですが、値段がデンソー製とそこまで変わらないのに、作りがだいぶ簡素です。フィルターの厚みも若干薄い気が……。
まあ、見た目が簡素でも、しっかりゴミを防いでくれれば問題はありません。こういうシンプルなフィルターがあってもいいとは思います。
ただ、値段が2,300円だったので、コスパは微妙だと思いました。ネット通販なら1,000円台前半から買えますからね。
優待券で割引してもらったため、実際に支払った金額はもう少し安かったのですが……。
元値の2,300円から600円引いて1,700円。もし割引がなければネットで買っていたと思います。
エアコンフィルターは互換品の種類が豊富なので、次は他のメーカーのものも試してみたいです。2,000円前後の価格帯に限定してもいろいろ選べます。
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新品フィルターの取り付け
純正品やデンソーのフィルターは「AIR FLOW」マークが「下⇩」になるように取り付けます。
カバーにも向きが記してあります。
一方、今回のフィルターは向きが逆で、矢印が上を向くように付けるらしい。書かれているのは空気の向きを示す「AIR FLOW ⇩」ではなく「UP⇧」
なんだか紛らわしい……。
しかも、説明書によれば、文字が正面に来るように取り付けるわけではなく、文字は側面に来るようです。
説明書を読んでいなかったら間違いそう……。どうしてこのような仕様にしたのか気になりました。N-WGN以外の車種の向きに合わせて設計されたということなのでしょうか?
次の写真のように、正面に文字のない真っ白の面が見えているのが正解だそうです。
このように取り付けないと、純正状態とヒダの向きが変わってしまいますし、フィルターは正方形ではないため左右に隙間が空いてしまいます。
ただ、間違った向きでも取り付けできてしまうのが厄介ですね。
おわりに
エアクリーナーエレメントやエアコンフィルターは、ネット通販で安く購入でき、交換作業も比較的簡単です。万が一ミスをしても事故につながるリスクは低いので、初心者でも挑戦しやすいメンテナンスだと思います。
特にエアコンフィルターは交換頻度が高いため、お店に頼むとそのたびにフィルター代と工賃がかかり、意外とコストがかさみます。ネットで買って自分で交換すれば、長期的には大きな節約になるでしょう。
なお、フィルターを注文する際には、しっかり適合情報を確認することが大切です。同名の車種でも型式やターボの有無で付かないことがあります。
車検証などで自分の車の型式を確認し、フィルターメーカーのサイトで適合を見てから買うと安心です。
また、N-WGN(JH1)をはじめ多くの車種では簡単に交換できますが、一部車種では取り付け位置が特殊で難易度が高い場合もあるようです。事前に確認することをおすすめします。
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