YB125SPのバッテリーが端子の周りに白い粉を吹いていたので掃除しました。加えてサイドカバーのグロメット交換の様子も載せています。
サイドカバーを開けバッテリーを外す
YB125SPのバッテリーは左側サイドカバーの内側に車載工具と一緒に格納されています。カバーを開けるにはキーが必要。バッテリーの盗難やイタズラ防止が目的でしょうか。なお反対側のカバーは引っ張るだけで開きます。
端子の周りに白いものが付いています。漏れ出たバッテリー液の成分が乾いたもののようです。
そのままにしておくのはなんか嫌です。電気を通さないので接触不良の原因になることもあるとか。
ネットの情報によるとお湯で簡単に落とせるみたい。でも白い粉は硫酸のたぐいで目に入ったり皮膚に触れたりすると非常に危険なよう。ゴーグルと手袋着用で作業をします。
端子のネジを外しバッテリーを下ろします。
そして、ペットボトルに入れ持ってきたお湯を端子にかけます。沸騰するほど熱いお湯じゃなくても一応落ちるようです。残った部分は古布などで拭き取っておわり。
導電性グリスを塗っておくと粉を防いで電気の流れを確保してくれるらしいのですが無かったのでパスしました。
粉が出たものの、新品取替えはせずしばらくこのままでいこうと思います。バッテリーはそこそこ値が張る物ですし、電力的な問題など使用上の不具合は出ていないので。
不具合に関して思うこと
それにしてもあちこち不具合が出ます。バッテリーは古くなると粉を吹くと言いますがまだ買ってから半年くらいしか経っていません。
燃料コックのゴムが劣化して燃料が漏れたりもしてるし、新車の割に経年劣化的な症状が多発しています。やっぱりこのYB125SPは輸入されてから何年も倉庫などに保管されてたんだろうなと思います。
それに加え、安さ最優先の中華品質なのでゴム部品や消耗品の劣化も早いのでしょう。とは言え、一度手を入れて低品質の消耗部品を国産に取り替えてしまえばその後は問題なく乗れそうなのが救いです。
長く乗っているオーナーさん達のインプレによると、YBR125やYB125SPのエンジンは相当頑丈な作りをしているみたいで、普通に使う分にはかなりの距離を走っても問題が出ないようです。
エンジンに関しては下手な国内向けモデルより耐久性が高いらしく、その点は安心ですね。手を抜けるところは徹底的に抜いて、重要な部分に金と技術をつぎ込む。販売価格を高くできない新興国向けモデルとしては実に合理的です。
固い純正グロメットを交換
「中華品質の消耗品を交換したい」という話に関連するグロメットの話。
サイドカバーとフレームの間にはドーナツ状のゴム、グロメットが付いており、そこへサイドカバーのツメを差し込むことで固定しています。
だが、YB125SP純正のグロメットは非常に固い。柔軟性が全くないカチカチのゴムです。上で少し書きましたが金のかかってない中華品質で、粗悪なゴムです。注意してサイドカバーを外してもツメが折れることがあるので交換した方がいいです。
実際折れてしまいました……。
写真は右側のサイドカバー。3箇所をグロメットに差し込んで固定するのですけど、左上が折れています。接着剤をつけてもすぐ取れそうなので新品と取り替えました。
国産グロメットはやわらかい
純正の固いやつを、摘んだりマイナスドライバーを突っ込んだりして外し、国産の柔らかいグロメットに取り替えます。
「光 グロメット21丸×8.5mm KGE-14A 4個入」がちょうど合うサイズということなので使ってみました。柔軟性に富み、元から付いていたやつとは雲泥の差。
純正の固いやつを外した所。何故か一個だけ違います。パーツリスト見ても全部一緒みたいだし、納車前にバイク屋さんが取り替えたのかな?
左が新しいグロメット。ドーナツ内側の膜はカッターで切り取りました。
フレームの穴にはめて完成。
これでサイドカバーの取り外しが簡単になりツメが折れるリスクも減りました。
グロメット交換の参考にさせていただいたサイト
先駆者の方々のお陰で使用可能なグロメットの種類が分かりました。本当にありがたいです。
YAMAHA YB125 SP ステップ等を交換 ( Footrest cover ・ Grommet ) – YouTube