ヤフオクで買った古いVTR250(W、初期型)の整備記録13回目。今回はサビ対策とメーターケーブル交換をします。
前回:トップブリッジ等の塗装【VTR250レストアpart12】
フレームのサビ
このVTRは年式が古いですし、安く買った車体だけあってあまり状態は良くなく、あちこちにサビが出ています。
徹底的にサビを落として全体を塗り直すのが一番綺麗に仕上がりますが、かなりの労力が必要なので簡単なやり方で対策します。
ワイヤーブラシやスポンジヤスリでサビ部分を軽く削り落とし、脱脂。錆転換剤を塗って終わりです。見た目はともかくこれでサビの進行は抑えられるはず。
転換剤はサビと反応して黒く変化するので黒く塗られている部分なら目立ちません。
ただ銀色の部分にできたサビに塗ると黒がそこそこ目につくので転換剤の上から銀色を部分的に塗装しました。
ボデーペンのトヨタ用183、ダークブルーイッシュグレーMが近い色だというネット情報を見たので試してみたのですが結構色味が違いました。
別の年式のことだったのかもしれないです。VTRには色のバリエーションが多いので。
新品同様のピカピカに直すつもりはないので妥協しました。多少色が浮いていてもサビ対策ができていれば良しとします。
あとスプレータイプは広い面積に飛ぶのでマスキングが大変です。
上の写真のパーツ(シートの下になる部分)は、広く錆びていたのでスプレーで良かったのですが、他の小さいサビの部分はタッチアップペンや筆塗りのほうが良さそうでした。
また、筒状になっている部分の内側には筆が届かないのでスプレータイプの転換剤を使いました。
スピードメーターケーブル
フロントフォークオーバーホール時に取り外したら、ホイール側が割れているのが発覚したスピードメーターケーブルの一部。
この部分だけの部品は出ていないので全体を交換します。
使ったのは社外品。NTBの、SHJ-06-165という製品。
NTB(エヌティービー) SHJ-06-165 メーターケーブル (Amazon)
トップブリッジ再塗装のついでに交換したので、スピードメーターは外してあります。裏側に刺さっているのがメーターケーブル。
プライヤーで回して外しました。
ケーブルは途中でフックに掛かっています。
隙間を通して外しました。
ホイール側はプラスネジを外せば取れます。
↓新旧比較。
ワイヤーは注油済みだったのでそのまま取り付けるだけ。簡単。
ケーブル取り付けの順番ですが、下(ホイール側)から付けていったほうが楽だと思いました。インナーケーブルが重力によって下にスッポ抜けるのを防げるからですね。
今回の作業はここまでです。